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ガス供給

膜式メーターの究極的リユース

概要

当社では膜式ガスメーターの使用年限を40年としていましたが、メーターメーカー様との共同評価に基づき2010年7月より60年に延長することにしました。この究極的なリユースにより新品メーターの製造と比べて大幅にCO2排出量を抑制することができました。

これまでの取組み

膜式メーターには、ガスの「計量」と、過大な流量・ガス圧低下・地震時に供給を遮断する「保安」という二つの機能があります。当社では、これらの機能を適正に維持するため、計量法に基づきメーターを10年ごとに取り替えています。取り外したメーターは多くの使える部品を再利用し(下図赤色部品のみ10年廃却)、通算40年まで修理を繰り返していました(この取組みに対して2006年度に東京ガス様と連名でリデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰を受賞)。

膜式メーターの分解イメージ

究極的リユース

愛知時計電機株式会社様、関西ガスメータ株式会社様、アズビル金門株式会社(旧:株式会社金門製作所)様と共同でメーターの耐久性に関する評価試験(繰返し試験、熱加速試験等)を行いました。この試験において良好な結果が得られたため、メーターの使用年限を現行から20年追加し、60年とすることにしました(2010年7月より)。

環境への貢献

当社では約680万台の膜式メーターをお客さま先に設置しています。これらのメーターは1台あたり約2kgのアルミニウムを使用しており、新品を使わず修理すれば(筐体の鋳造等による)CO2排出量を約12kg抑制できます。しがたって総計CO2排出量約8万t、アルミニウム1.4万tを20年間抑制することができます。