主に屋内に配管されるフレキ管用の継手で、高いシール性、安定的かつ簡易な施工を両立した継手です。
ガスを供給するガス用ステンレス鋼フレキシブル管(以下「フレキ管」)工法は、内管工事の標準工法として定着しています。フレキ管を配管する際には、両端にフレキ管継手を接続します。従来、使用していたフレキ管継手はフレキ管と接続する時、フレキ管を挿入するのみで施工が完了するため、これまで必要であった工具によるナットの締め付け作業が不要で簡便に施工できる特長がありました。しかし、従来のフレキ管継手は、施工が簡便である反面、施工者の技量、判断に依存する点が多いことが課題とされてきました。今回、フレキ管を挿入した後、ナットを押込む操作で施工が完了する継手を開発・実用化し、更なる施工品質の向上とシール性の安定を実現しました。
開発した継手のフレキ管接続時の動作
2009年7月 : 導入開始
2010年6月 : 日本ガス協会 技術賞受賞
2011年6月 : 日本ガス協会 技術大賞受賞