漏えい検査業務において、現状の歩いて使用するカートタイプの半導体式検知器から、自動車・自転車へ搭載した超高感度のレーザー分光式検知器へ代替することで、検査スピードを大幅に高速化しました。さらに、自動車による検査をサポートする専用ナビシステムを導入することで、人が行っていた事務作業・補助業務を自動化しました。これらにより、検査業務の効率化による担い手不足の解消を実現しました。
道路に埋設されているガス管に対して、カートタイプのガス検知器を使って年間約2万kmを検査しています。
カートタイプの検知器を押しながらガス管が埋設されている道路上を歩いていきます。
漏えいを発見した場合は、ガス漏れ受付部署へ電話で状況を伝え、対応を要請しています。
検査にあたって、導管マッピングシステムから出力した図面を手元に携えて、検査対象のガス管位置を確認し、検査したルートはペンで歩きながら都度マーキングしています。
自動車および自転車の前方のチューブから地表面の空気を吸い込み、車内にある超高感度のレーザー分光式検知器でガスの有無を検査します。
自動車にはGPSと風速計が搭載されており、ガスを検知するとシステム上で漏えい箇所が表示されます。
検査ルートの生成、走行中のナビゲーションは専用ナビシステムが行います。検査済みのルートを記録しアウトプットも可能です。