スパイラルバネワイヤーによる管内ＭＴカメラ

概要

「鋼管25A、延長20ｍ、エルボ継手８個」を挿通できるスパイラルバネワイヤーの先端部に装着する管内カメラです。

背景

メータガス栓から本支管取出し部まで、従来の通線治具はエルボ等の連続継手の通過ができませんでした。
現場にて、
・供給不良宅のガス管の中を見たい
・修繕箇所のガスを一時的に止めたい
・ガス管の経路を確認したい
といった現場の要望に対し、バネ材の形状を工夫することで「鋼管25A、延長20ｍ、エルボ継手８個」の通過が可能となりました。

特徴

• エルボ等の連続継手を含む８曲りの挿通が可能です。
• 挿入延長は５〜２０ｍまで対応可能です。
• 水封器による活管挿入が可能です。
• お客様宅からガス管内の状況確認が可能です。（ガス出不良状況の確認が可能です）
• 経路不明な配管のロケーティングが可能です。

スパイラルバネワイヤーの活用

さらにスパイラルバネワイヤーの先端部に様々な機能を搭載させることで、下記の項目を実現しました。

• 管内確認：カメラ（カメラ＋LED照明）
• 経路計測：ジャイロセンサ（ジャイロ＋加速度センサ）
• ガス遮断 ：パラソルバッグ、高気密バッグ
• 差水対応：水検知センサ、抽水チューブ

表彰

2021年度　日本ガス協会技術賞受賞