OMS戯曲賞 トピックス

新型コロナ・ウイルス感染症の拡大の影響により、各地の劇場も休館を余儀なくされ、劇団も作品が上演できない状況が続いております。５月下旬の緊急事態宣言の解除により、劇場の運営も再開されつつあるものの、感染防止対策としてソーシャルディスタンスを確保することが必要で従来のような観客数を入場させることが難しくなり、結果として作品の上演自体を諦めざるを得ないといった声も少なくありません。

　このような現状に鑑み、2021年度に予定しております「第28回OMS戯曲賞」に限りましては、以下の通り応募規約を一部変更し、実施することといたします。

現行

〇関西二府四県に在住、または関西を主たる活躍の場とする劇作家で、

　新作書き下ろしのうえ、2020年の1月から12月までに上演（初演）された作品に限ります。

変更後

〇関西二府四県に在住、または関西を主たる活躍の場とする劇作家で、2020年の1月から

12月までに新作として書き下ろされた作品（未上演でも可）に限ります。

これまで優れた才能を持つ劇作家を世に紹介することで、関西の演劇文化をより豊かなものにしたいと願い、このOMS戯曲賞を運営してまいりました。今回の規約の一時的な変更は、厳しい現状のもとでも多くの演劇人の方々が活動を継続し、優れた作品を創作いただくことを期待したいとの思いから実施するものです。