近年導入された溶接部のデジタルX線検査について、検査結果をAIが自動判定する技術を開発しています。
高圧ガスパイプラインなどで鋼管を敷設する際は、管同士を溶接接合し、溶接部の欠陥検査には、これまでフィルムを受光器として用いるX線検査(FRT:Film Radiographic Testing)を実施してきました。2019年3月にデジタル検出器を受光器として用いるX線検査(DRT:Digital Radiographic Testing)が新たに検査技術基準として採用されました。
現状のDRTでは検査結果画像データに対し、 FRT同様に専属判定員が目視判定しているため、検査の負荷が大きくなっています。
DRTによる検査業務を効率化するため、AIを活用した判定の自動化を検討しています。