当社では約3,000基の地区ガバナに感震センサ(SIセンサ)を設置し、ガバナ感震遮断システム・遠隔監視遮断システムを導入・運用しています。
このシステムは、感震センサが地震を感知すると地区ガバナ単位でガス供給を自動停止する自動感震遮断機能と、供給エリアの被害状況を判断して被害地域へのガス供給を安全に停止する遠隔遮断機能を併用した地震防災システムです。さらに、以下のようにガスの安定供給、保安の確保、維持管理コストの低減にも大きく寄与しています。
事務所に設置したセンター装置から通信回線を経由して、供給ガスの圧力値や流量値を自動的に定周期で測定・保存することができ、供給状態を定期的に確認することでガスの安定供給を図っています。
ガス圧力や流量が万一正常な範囲を超えた場合には、直ちにセンター装置にて発報、ブザー吹鳴することにより、緊急対応要員による迅速な対応が可能となります。
従来供給ガスの圧力管理はアナログ式自記圧力計が一般的で、定期的にチャート用紙を現地で交換しなければならなりませんでした。遠隔監視システムではチャート用紙の交換が不要となるので、これまで週1回だった巡回点検を月1回に低減できます。
約3,000基の中圧ガバナを対象とするガバナ遠隔監視システムを約10年間にわたって運用・稼動させてきたノウハウをもとに開発したこの監視制御盤(商標NEOGLOG)とセンターシステムをセットにした「ガバナ遠隔監視制御システム」を販売しております。ガス事業者様の防災対策方針や組織・体制、供給エリアの特性を考慮したシステム設計が可能です。