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「親と子の楽しいフレンチクッキング」レポート

「味覚教育」レポート

五感をフルに使って味わうことの大切さ

フランス農事功労章受賞者協会(MOMAJ)では、食育の先進国であるフランスで行われている味覚教育を日本でも実施しています。今回の味覚教育は、改めて「味とは一体何だろう」と考えるきっかけにしていただきたいと行ったものです。

まず講師から「味覚というのは『おいしい、おいしくない』を判断するものであり、食べても安全かどうかを判断する大切なものです」というお話がありました。また、味覚以外にも、目で見ておいしそうだと判断する「視覚」。香りをかいで、おいしそうだと判断する「嗅覚」。焼きたてのパンを触ってみて感じる「触覚」。せんべいをポリポリかじったり、みずみずしいサラダを食べると感じる「聴覚」があるということと、「人間は、このような『味覚』『視覚』『嗅覚』『触覚』『聴覚』の五感を使って食べ物を味わうことが大切です」と説明されました。

講師説明
水溶液を使った実験

「甘味」「酸味」「苦味」「塩味」を感じ取る実験

次に、講師から料理を味わう上で大切な「味覚」についての説明がありました。私たちは日頃、何気なく料理を口にしていますが、基本的な味覚は「甘味」「酸味」「苦味」「塩味」の4つがあるということです。

そこで、参加者に青、赤、緑、黄の4色のシールを貼った紙コップに入った4種類の水溶液を味わっていただき、それぞれ4つの味覚のうちのどれかを当てていただき、味覚がキチンと感じられているかどうかの実験を行いました。

参加者は4つの水溶液を味わい、その味が何かを考えた後、答え合わせが行われました。正解した人にはそれぞれ手を挙げていただき、全問正解した参加者も見受けられました。

実際の食材を味わい、基本の4つの味を再確認

さらに、講師から「食べ物の味は、舌の表面にある味蕾(みらい)という部分で感じるもので、幼い頃からさまざまな食べ物を口にすることで味蕾の感覚を高めることが大切です」との説明がありました。「甘味」「酸味」「苦味」「塩味」の4つの基本の味のバランスが良ければおいしいと感じ、「甘味が強かったり、塩味が薄かったりとバランスが悪くなると、おいしくは感じません。このような4つの味の組み合わせが大切であり、舌は複合的な感じ方をします」とのお話がありました。

この後、参加者に「ハチミツ」「梅干し」「ゴーヤ」「塩鮭」の4種類の食材が配られ、それぞれを味わうことで、4つの基本の味を再認識いただきました。最後に講師から「料理というのは基本的には4つの味の取り合わせからできており、この後の料理講習では、それぞれの味を組み合わせることで、おいしい料理を作ることに挑戦してください」とのコメントがあり、味覚の大切さを実感する良い機会となりました。

食材を使った実験
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