7月27日(土)〜8月9日(金)8拠点で、教育・保育関係者を対象に「食育研究会」を開催し、215名の方に参加いただきました。 今年は改訂新版「食育BOOK」や「Let's ! 和ごはん」・食育出張プログラム「“和食だし”体験講座」の紹介と地産地消などをテーマに各地区別ミニセミナーを実施。 多くの先生方の方の参加を得て、教育現場での活発な意見交換をしていただきました。
地区 |
開催地 |
開催日 |
参加者数 |
セミナーの内容 |
セミナー講師 |
大阪 |
淀屋橋 ハグ |
8/2(金) 8/6(火) |
37名 49名 |
地産地消の取組み |
吹田市農業振興研究協議会
会長 平野 紘一 氏 |
南部 |
堺 |
7/31(水) |
16名 |
こどもの食育 〜つくる力の大切さ |
サカモトキッチンスタジオ主宰 坂本 佳奈 先生 |
北東 |
淀屋橋 |
8/5(月) |
26名 |
食ではぐくむ からだ・脳・こころ |
大阪ガスクッキングスクール講師 |
奈良 |
奈良 |
8/9(金) |
30名 |
食と私と微生物 |
奈良教育大学
教育学部 家庭科教育講座
特任准教授 村上 睦美 先生 |
兵庫 |
神戸 |
7/27(土) |
23名 |
栄養いっぱいの かつお節の話 |
山長商店(株)
代表取締役 南出 洋伸 氏 |
京滋 |
京都 |
8/2(金) |
17名 |
京野菜機能性研究の 最前線 |
京都府立大学大学院
生命環境科学研究科 助教 小林 ゆき子氏 |
京滋 |
滋賀 |
8/5(月) |
17名 |
世界農業遺産と 地産地消 |
滋賀県農政水産部 農政課 青田 朋恵 氏 |
■開催概要
・日時:2019年7月27日(土)〜8月9日(金)10時〜13時30分
・場所:ハグミュージアム・クッキングスクール8拠点
・対象:教育・保育関係者(幼小中学校教員、栄養教諭、行政関係者など)
・概要:①「“和食だし”体験講座」紹介、地産地消・食育ミニセミナー
②調理実習でも作ることができるメニューを調理・試食
③先生方の情報交換の場
・内容:発酵食品をテーマにできるだけ地産地消、だしを取り入れて、調理実習に応用できるように肉、生魚不使用、食物アレルギー対応の代替品をご紹介。
(焼きナスのアドガドディップ わさび風味・鶏肉のはちみつチーズ焼き・塩麹トウモロコシごはん・納豆とオクラの味噌汁・だしがらを使った逸品・フライパンde甘酒抹茶蒸しパン)
■ご感想
【全体を通じて】
「食の基本やだしの良い点など、子どもたちに伝えたい情報など盛り沢山でした」
「実際に調理できるのがよい。講義もためになった」
「和食が体にいいことがわかった。もっと、取り入れたいと思う」
「旬の地元野菜を使った料理で発酵食品の活用方法も勉強になった」
「だしの授業を体験することで、子どもたちの成長につながるとおもう」
「食育BOOKは重宝しており、改訂版もよくできている。活用していきたい」
【現場で食育を進める上での課題】
「授業時間の確保や、授業の準備、買い物の時間がとれにくい」
「食育を短時間でできる教材、掲示物などがあればありがたい」
「個人差、家庭の違いが大きい」「嫌いなものをどのようにしたら食べられるのか」
「栽培や調理などに取り組んでいるが、アレルギーの子が増えている」
「体にいいものを食べる習慣をつけたいが、それ以前のごはんを食べることが苦手な子がいる」
「朝食を食べていない理由を聞くと『食べる物がなかった』という場合がある。両親共に朝、起きていない家庭がある」「“食材の選び方”等を子ども達に教えていけたらと思う」
「子ども、保護者の両方に働きかけることが大切だと思う」
当日のレシピの詳細はこちら(PDF:324KB)