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心と身体のリセット習慣

歯と心の意外な関係!口腔ケアでアンチエイジング①

いつまでも若々しく健康でありたい――そんな私たちは、食事や運動に目を向けがちですが、実は「お口」の状態も欠かせない要素です。
歯や口のコンディションは、単なる肉体的な健康だけでなく、私たちの表情や心、コミュニケーションにまで深く関わっています。
今回は、口腔保健福祉学の専門家である白水雅子先生に、歯と心がどのようにつながっているのか、その意外な関係性について解き明かしていただきました。

心と身体のリセット習慣

“噛む・話す・笑う”が、若々しさを左右する理由

「噛む・話す・笑う」が心の活力を支える

私たちが健康で若々しく過ごすためには、日々のちょっとした習慣が大きく影響します。特に「歯」は、見た目の印象だけでなく、食事や会話を支える大切な存在です。しっかり噛めることは栄養の吸収を助け、体の健康を支える基本になります。
さらに、口元の状態は人とのコミュニケーションにも関わってきます。たとえば、歯や口の中に不安があると、人前で話すことをためらったり、自然に笑えなくなったりすることがあります。反対に、口元に自信があると、会話や笑顔が増え、人との関わりも前向きになりやすくなります。こうした何気ない積み重ねが、気持ちの明るさや心の元気にもつながります。


                                                「噛む・話す・笑う」が心の活力を支える

                                            多機能なバリア、「唾液」の知られざる役割

多機能なバリア、「唾液」の知られざる役割

歯の健康を考えるうえで、ぜひ意識したいのが「唾液(だえき)」の存在です。唾液は単なる水分ではありません。口の中を整えるだけでなく、体の調子や心の状態にも影響する大切な役割を担っています。
唾液には、口の中をきれいに保つ力があります。食べかすや細菌を洗い流し、むし歯や歯肉のトラブルを防ぐ役割があります。また、口の中を潤すことで話しやすくなり、食べ物も飲み込みやすくなります。さらに、食事のときにしっかり唾液が出ることで、食べ物の味を感じやすくなるという働きもあります。

ストレスと唾液の密接な関係

実は、この唾液の出方は心の状態と深く関係しています。緊張したときに口が乾く経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。ストレスがたまると唾液が出にくくなり、口の中が乾きやすくなります。この状態が続くと、口臭や食べにくさにつながることがあります。
このように、歯や口の状態は「体の健康」だけでなく「心の状態」にも密接に関わっています。そして、その橋渡しをしているのが唾液です。つまり、口腔ケアとは単なる“歯の問題”ではなく、「食べる・話す・笑う」という日常の質を高めることで、結果的に若々しさを保つアプローチともいえるでしょう。

\ ポイントまとめ /

●「噛む・話す・笑う」:
自信を持って笑うことが、表情の豊かさと「心の元気」を支えています。
●多機能な「唾液」:
口内を清潔に保つだけでなく、味覚を助け、食事や会話をスムーズにする役割があります。
●心と体のバロメーター:
唾液量はストレスに左右されるため、口内環境は全身の健康状態を知る指標となります。
10歳若がえり隊

歯の健康と心の状態、そしてそれらを繋ぐ「唾液」の重要性について、新しい気づきがあったのではないでしょうか。
お口の環境を整えることは、心豊かな毎日への第一歩です。
次回は「唾液」の力をさらに引き出し、日常生活で手軽に実践できる具体的なケア方法についてご紹介します。

情報提供: 日本統合医学協会
日本統合医学協会 理事
博士(口腔保健福祉学)
白水雅子