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心と身体のリセット習慣

歯と心の意外な関係!口腔ケアでアンチエイジング②

前回は、歯の健康や唾液の働きが「心の若々しさ」に直結していることを学びました。
では、具体的にどのようにすれば唾液の力を味方につけられるのでしょうか。今回は、忙しい毎日の中でも無理なく続けられる、お口のケア習慣をご紹介します。

心と身体のリセット習慣

唾液を味方につける、今日からできる習慣

ストレスをケアして唾液を増やす

ストレスや緊張が続くと、唾液は出にくくなり、口の中が乾きやすくなります。こうした状態が続くと、食べにくさや口臭などの不調につながることもあります。一方で、リラックスしているときや楽しく会話しているときは、唾液は自然と増えていきます。
よく噛んで食べることや、笑うことも唾液を増やすポイントです。また、唾液腺をやさしく刺激するマッサージを取り入れることも、唾液を出やすくする一つの方法です。

  • ●耳下線:掌を頬にあて後ろから前に回すように揉む
  • ●顎下線:親指で耳の下から顎の下まで骨の内側の軟らかい部分を押す
  • ●舌下線:顎の下の中央を上に押す
こうした日常のケアが、口の中の環境を整え、体全体の健康にもつながります。


                                                唾液腺マッサージ

「若々しさ」の源は日々の食事と栄養から

このように唾液の分泌が促され口の中の環境が整うと、食事を無理なく楽しむことができ、必要な栄養をしっかりとることにつながります。こうして体に十分な栄養が行きわたることは、日々の体調を整えるだけでなく、肌の状態や元気な印象といった「若々しさ」を保つことにもつながっていきます。
口のケアというと歯みがきが中心になりがちですが、唾液を意識することも大切です。こまめな水分補給や、よく噛んで食べることに加えて、人との会話を楽しんだり、歌を歌ったりすることも唾液の分泌を促します。また、ストレスをためすぎない生活を心がけることも、唾液の働きを保つうえで大切です。

小さな工夫で始めるアンチエイジング

ここで大切なのは、「特別なことをする」よりも「日常の質を少し整える」という視点です。忙しい日々の中でも、

  • ●一口ごとに少しだけよく噛む
  • ●意識して人と会話する
  • ●口元を動かす時間をつくる
といった小さな工夫の積み重ねが、口腔環境を整え、結果として全身の健康につながっていきます。歯と心はつながっています。そして、その間で大切な役割をしているのが唾液です。毎日の生活の中で唾液を意識することが、無理のないアンチエイジングにつながるでしょう。


                                            小さな工夫で始めるアンチエイジング

\ ポイントまとめ /

●リラックスして口元を動かす:
よく噛んで食べることや、笑う・歌うといった楽しみが、自然な唾液分泌を促します。
●唾液腺マッサージ:
習慣化することで口内環境が整い、食事からの栄養吸収もスムーズになります。
●小さな意識の積み重ね:
「一口ごとに少しよく噛む」といった日常のわずかな意識が、全身の健康を守る土台となります。
10歳若がえり隊

特別な道具や難しい知識がなくても、今日からできるお口のケアは意外と多くあります。自分のペースで楽しみながら取り入れて、心も体もいきいきとした毎日をデザインしていきましょう。

情報提供: 日本統合医学協会
日本統合医学協会 理事
博士(口腔保健福祉学)
白水雅子