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大阪ガスネットワークの「plus」を伝える

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vol.01

大阪ガスネットワークっていったい何をやっている会社?

2022年4月に新しく誕生した「大阪ガスネットワーク」は、主に都市ガスをお客さまのもとへ「届ける」役割を担う会社。ガス事業法の改正に伴い、大阪ガス株式会社から一般ガス導管事業を承継した「大阪ガスネットワーク」は、これまでと変わらず暮らしや社会の根幹となる都市ガスを安全かつ安定的にお届けし、世の中の持続的な発展に貢献していきます。でも、そもそも都市ガスはどうやって届けられているの?今回は、そんな素朴な疑問に順を追ってお答えします。

質問するのは…

大阪ガスネットワーク
新入社員

答えるのは…

大阪ガスネットワーク
広報担当

都市ガスはどうやって
届けられる?

新入社員
今日は、「大阪ガスネットワークが何をやっている会社なのか?」
ということについて、読者の皆さんに代わって、
お聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします!
広報担当
はい、何でも聞いてください。
新入社員
都市ガスは、どうやってお客さまのもとへ届けられているんですか?
広報担当
こちらの図をご覧ください。
大阪ガスネットワークでは、海外から輸入し成分や
においを調整した都市ガス(LNG)を引き受け、
当社のガス管やガバナーやガスホルダーといった様々な供給設備を通じて、
ご家庭や工場といったお客さまのもとへ都市ガスを届けています。
大阪ガスネットワークの業務範囲
新入社員
LNG基地から一人ひとりのお客さまの元まで、
街中のあらゆるところを通って都市ガスが届けられているんですね。
ところで、今まであまり街中でガス管を目にしたことがないのですが、
どこに設置されているんですか?
広報担当
ほとんどのガス管は地下に埋設されています。
街の中を網の目のようにたくさんのガス管が通っており、
その長さは、大阪ガスネットワークの供給区域ではおよそ6万2千km!
地球1周半にも及ぶんですよ。
関西地方を中心に、岡山県を含む7府県のお客さまに都市ガスをお届け
新入社員
地球1周半!?
大阪ガスネットワークの供給区域だけでそんなにもガス管があるんですね。
なかなか想像がつかないです…。
そのガス管は、丈夫なんですか?
広報担当
近年では、ポリエチレン管という新しい材質のガス管を用いているので、
地中で錆びることもなく、腐る心配もありません。
新入社員
それなら安心ですね。
地震でも大丈夫ですか?
広報担当
ポリエチレン管の大きな特徴は柔軟性。
下図のように、圧力がかかっても、
ひしゃげるだけで割れることはないので、地震の揺れにも耐えられます。
阪神・淡路大震災や大阪北部地震でも、
その耐震性の高さは実証されていますので安心してください!
ポリエチレン管の折り曲げ試験
ポリエチレン管の折り曲げ試験

ガス管以外の
大切な供給設備とは?

新入社員
ガス管以外にも、さまざまな設備を使っているようですが、
ガス管につながっている「ガバナー」とは何でしょうか?
広報担当
ガバナーは、都市ガスの圧力を下げる設備です。
大阪ガスネットワークでは供給区域の各所に、
約3,500基のガバナーを設置しています。
新入社員
なぜ「ガバナー」で圧力を下げる必要があるんですか?
広報担当
都市ガスの供給先は、一般のご家庭だけでなく、
工場やビルも含まれます。工場やビルには、
一般のご家庭よりも高い圧力のガスが必要になります。
なので、お客さまのご要望に合わせて、
順々にガスの圧力を下げながら供給しているというわけです。
新入社員
なるほど。
あと、街で時々見かける巨大なタンクは、
ガスタンクでしょうか?
広報担当
正式には「ガスホルダー」と言います。
大阪ガスネットワークでは供給区域内に、
現在20基のホルダーを所有しています。
ガスホルダー
ガスホルダー
新入社員
1つのホルダーには、
どれくらいの都市ガスが入っていますか?
広報担当
貯蔵容量はホルダーの大きさによって異なりますが、
小さいもので10万m3、大きいもので20万m3に及びます。
一般的なご家庭での都市ガスの年間平均使用量は
330m3(※2019年度実績)なので、20万m3というのは、
約600戸のご家庭が1年間ガスを利用できる量にあたります。
ガバナーやガスホルダー以外にも様々な供給設備があり、
それらを適切に維持管理することで安全に、
安定的にお客さまのもとへ都市ガスをお届けしています。

供給のコントロール方法は?

新入社員
普段当たり前にガスを使っていますが、
家に届くまでにはいろいろな設備を経由しているんですね!
そんないろんな設備全体をどうコントロールしているんですか?
広報担当
例えば、夏場は水で食器洗いしますが、冬場はお湯で洗うなど、
季節によってみなさんがガスを使う量は異なりますよね。
大阪ガスネットワークでは、季節や時間帯によって
様々に変動する都市ガスの需要量を予測したうえで、
製造所にガスの送出量を指示しています。
そのうえで、各地のガスホルダーやガバナーといった
供給設備を24時間365日体制で遠隔監視、遠隔制御することで、
都市ガスの安定供給を実現しているんです。
遠隔監視・制御を担う本社中央指令室
遠隔監視・制御を担う本社中央指令室
新入社員
それならお客さまにも、安心して都市ガスを利用していただけますね。
広報担当
普段何気なく使用している都市ガスが、
どうやってお客さまのもとへ届けられているか、
また、それに大阪ガスネットワークがどのようにかかわっているか、
ご理解いただけましたか?
他にもまだまだお伝えしたいことがありますが、それはまた次号以降に。
最後まで読んでくださってありがとうございました!