大阪ガスネットワークが行うガス工事の工夫とは？

はい、よろしくお願いします。

大阪ガスネットワークでは、道路に埋まっているガス管を新しいガス管に入れ替える工事や、新たにガスの利用を希望されているお客さまのもとへ新しいガス管を延伸する工事を行っています。その規模は、年間で約400kmになります。

はい。工期の通りに、かつ安全に工事を完遂するためには、正確で丁寧な工事計画を立てることはもちろん、行政や他の工事事業者さま、近隣にお住まいのお客さま等、様々なステークホルダーとの調整が必要となります。建設グループでは、こうした工事を安全かつ高品質に行うための施工管理と現場サポートを行っています。

はい。ガス工事を行うためには道路を占用し、時には通行止めにする必要があるため、行政や警察への届け出が必要になります。また、ガス工事以外にも水道や電気など他のインフラ工事も行われるため、そういった工事と重複しないよう、他の工事事業者との調整も行っています。
また、新しくガス管を延伸する地域では、工事の内容についてご質問をいただくこともあり、近隣にお住まいのお客さまにご理解いただけるよう、住民説明会を行ったりしています。

工事に関わる工事会社さまや周囲の安全を第一に考え、施工方法や工期を何度も確認します。これまでに様々な工事の計画を立ててきましたが、同じ現場は一つもなく、周囲の環境によって最適な工事のやり方は異なります。同僚や工事会社さまと考え抜いた施工方法により無事に工事を完遂できた時には、とてもやりがいを感じます。

また、近隣にお住まいのお客さまに対しては、工事前に工事の概要をご説明し、工事に対するご要望にできる限りお応えできるよう努めるなど、地域との連携も意識しています。例えば、私が担当している岸和田市では、10月に町を挙げてのだんじり祭りがあり、祭り当日までに工事を完遂させる必要があります。工期がタイトで大変なこともありますが、無事に工期通りに工事が完遂し、祭りが執り行われたことを見た時には、頑張ってよかったなと思います。

工事実施時には、環境面にも配慮しています。道路を掘削すると土砂等の廃棄物が出てしまいますので、現場の状況に応じて掘削量を減らせる工法を採用したり、良質な土砂を再利用したりして、少しでも環境への負荷が小さくなるよう、工夫しています。

小さい頃からよく訪れていた商業施設を建て替える工事があり、その建替工事に伴うガス工事を担当した時のことが印象に残っています。よく知っている施設がなくなってしまうさみしさもありましたが、その土地が新しく生まれ変わる場面に工事担当として立ち会うことができ、街づくりに関わる仕事をしているんだな、と実感しました。

他にも、工事担当として初めて住民説明会に参加した時のことは印象に残っています。私の担当しているエリアで新しく工場を建設する工事があり、それに伴うガス工事が大規模になるため、近隣にお住まいのお客さまへガス工事の詳細についてご説明する機会がありました。
初めての参加ということもあり、お客さまの疑問に対してきちんとご納得いただける説明ができるかとても不安でしたが、他部署の同僚とも協力し、お客さまの疑問にお答えできるよう、たくさん準備して臨みました。
説明会当日、工事の詳細について丁寧に説明しお客さまにご理解いただけた時は達成感がありました。「工事頑張ってな」と励みになる声をかけていただき、より一層頑張ろうという気持ちになりました。工事が無事完遂した後にも、自治会長さんを通じて、近隣にお住まいのお客さまの感謝の言葉を届けていただき、とてもやりがいを感じました。