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心と身体のリセット習慣

年末年始の食べ方革命ー食べすぎ・飲みすぎでも太らない秘訣②

特別なダイエットや高価なサプリは不要です! 太りにくい人は、ちょっとした“マイルール”を日常に取り入れています。後半では、身体の代謝を上げ、食べ過ぎを防ぎ、食後の血糖値をコントロールするシンプルで効果的な3つの習慣をご紹介。マイルールで、心も身体も軽く次の一年を迎えましょう。

心と身体のリセット習慣

「太りにくい人」が実践!年末年始を乗り切る3つのマイルール

年末年始の食べすぎ・飲みすぎの連続により太るのを防ぐために、特別なダイエット法や高価な健康食品は必要ありません。大切なのは、ちょっとした“マイルール”を持つこと。太りにくい人ほど、意外なほどシンプルな工夫をしているのです。

マイルール①:朝にたんぱく質を摂る。
朝食でたんぱく質を摂ると体温が上がり、代謝が活発になります。卵、納豆、ヨーグルトなど、身近な食品で十分。「朝のたんぱく質」は、一日をシャキッと始めるスイッチです。
マイルール②:食事の“間”を空けすぎない。
忙しい日ほど昼食を抜きがちですが、長時間の空腹は血糖値を乱し、かえって次の食事で食べ過ぎを招きます。ナッツや果物など、“つなぎ食”を上手に活用しましょう。


                                                卵、納豆、ヨーグルト

                                            食後30分以内に少し動くイメージ

マイルール③:食後30分以内に少し動く。
食後5〜15分の短時間歩行が食後血糖の上昇を抑えることが研究で報告されています。また、米国糖尿病学会(ADA)は「30分以上座り続けないよう、軽い活動を挟む」ことを推奨しています。食後に5分でも立ち上がって動く――それだけで身体は軽くなりませんか。
健康長寿の方々――いわゆる“センテナリアン(100歳長寿者)”には、「よく噛み、腹八分目で、旬を楽しむ」という共通の食習慣があります。食事を“制限”ではなく“調和”として楽しむ姿勢が、長寿を支えているのです。

\ ポイントまとめ /

●朝のたんぱく質で代謝UP:
卵や納豆など身近な食品で朝食にたんぱく質を摂り、一日の代謝スイッチを入れる。
●空腹時間をコントロール:
長時間の空腹を避け、ナッツなどで血糖値の乱れを防ぎ、次の食事でのドカ食いを予防する。
●食後の「ちょい動き」:
食後30分以内に短時間動くことで、食後血糖の上昇を抑え、身体を軽く保つ。
10歳若がえり隊

忙しい時期こそ、食事を「リセットの時間」として味わうこと。今日の食事からひとつだけ変えてみませんか?

執筆:特定非営利活動法人 日本統合医学協会 白水 雅子

【参考文献】
・American Diabetes Association, Standards of Care, 2022
・日本統合医学協会『健康長寿栄養学講座』