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心と身体のリセット習慣

「新年度スタートダッシュ!快眠ルーティンの極意」①

もうすぐ4月。新生活や仕事のペースが変わるこの時期は、気づかないうちに睡眠のリズムが崩れやすくなります。
今月は2回にわたり、新年度を元気に乗り切る「快眠」を特集します。
第1回目は、なぜ眠れなくなるのかという「理由」と、睡眠リズムを整えるための「基本原則」をお伝えします。

心と身体のリセット習慣

夜の快眠は「朝」で決まる?!新生活を支える「光」の法則

1. 新年度は、なぜ眠りが乱れやすいのか
生活リズムや仕事のペースが変わると、私たちの体内時計である生体リズム(概日リズム)に負荷がかかります。人の睡眠は、主に以下の3つが連動して成り立っています。

  • ・体内時計(概日リズム)
  • ・体温変動
  • ・自律神経の切り替え
新生活で「起床時刻・通勤・食事・緊張レベル」が一気に変化すると、これらの生理機能の調整が追いつかず、バランスが崩れてしまうのです。


                                            眠の本質は「夜」ではなく「朝」にある?!

2. 快眠の本質は「夜」ではなく「朝」にある?!
睡眠改善というと「夜の過ごし方」に目が行きがちですが、実は夜の眠りの質は朝決まります。
特に重要なのが「光刺激」です。起床後に十分な光を浴びることで体内時計がリセットされ、そこから約14〜16時間後に自然な眠気が訪れるようセットされます。朝の光が不足すると、以下のような悪循環が生じやすくなります。

  • ・寝つきが悪くなる
  • ・夜に眠くならない
  • ・朝がつらい

3. 食事・運動・入浴の「タイミング」を味方につける

  • ・食事:朝食は体内時計を動かす「活動開始のスイッチ」です。逆に夕食が遅すぎると、消化活動が睡眠を妨げます。
  • ・運動:体温が最も高い夕方〜夜(18〜19時頃)の軽〜中等度の運動は、その後の体温低下の差で眠気を誘発しやすくします。
  • ・入浴:入浴で一時的に体温を上げ、その後下がる過程が入眠を促します。就寝直前の熱いお風呂は避け、余裕を持った入浴がおすすめです。

4. 習慣化が睡眠の質を左右する
睡眠改善のカギは「習慣化」です。心理学でいう条件付けのように、「この流れが来たら眠る」というパターン(入眠儀式)を身体に覚え込ませることが、安定した睡眠への近道となります。


                                            食事・運動・入浴の「タイミング」を味方につける

\ ポイントまとめ /

●朝の光で予約する:
起床後に光を浴び、14〜16時間後の「眠気」を予約しましょう。
●体温の波を作る:
夕方の運動や入浴で体温を上げ、その後の「深部体温の低下」を利用して眠りに入ります。
●脳に覚えさせる:
毎日同じ行動パターンを繰り返し、身体に「眠る時間」を学習させます。
10歳若がえり隊

まずは「仕組み」を理解し、生活リズムの土台を整えることが第一歩です。
次回は、具体的な「夜のルーティン」や実践テクニックについてご紹介します。

情報提供: 日本統合医学協会

【参考文献】
1. 田中秀樹・古谷真樹(2007)
 「快眠のための1日の過ごし方・望ましい睡眠環境」
 看護研究, 40(4), 399-406
2. Tsapanou A, et al. (2015).
 Daytime Sleepiness and Sleep Inadequacy as Risk Factors for Dementia.
 Dement Geriatr Cogn Dis Extra, 5(2), 286-295
3. 厚生労働省「国民健康・栄養調査」