大阪ガスネットワーク大阪ガスネットワーク
Daigas Group 大阪ガスグループは、Daigasグループへ。

アスリート食・DO

2019/6/26(水)

オリンピックで得た
健康生活の極意

元ショートトラックスピードスケート日本代表

勅使川原 郁恵さん

 勅使川原 郁恵さん アスリート食・DO アスリート食・DO

勅使川原 郁恵

元ショートトラックスピードスケート日本代表

日本ショートトラックスピードスケート界の草分けの一人。中学2年で全日本選手権に総合優勝。
世界ショートトラックジュニア選手権のおいては日本人として唯一、総合優勝を果たす。
3大会連続で五輪に出場し、個人・リレーで入賞するなど長く日本の中心選手として活躍。
引退後は、ショートトラックの解説・レポーターのほか、ヘルスケアスペシャリストとして幅広く活躍中。

勅使川原 郁恵さん
ショートトラックとは?

ショートトラックとは?

「ショートトラックは、4〜5人がよーいドンでスタートして順位を競う競技なので、とにかく駆け引きが重要です。スピードは40〜50km/hぐらい出て、すぐにカーブが来るので、常に左に傾いた状態で競技を続けています」と競技の説明からスタート。
「左に傾くことで生活に支障はないんですか?」とのツッコミに「それがあるんです(笑)ずっと左まわりしているので、右まわりで降りる歩道橋はすごく気持ち悪いんです」と笑いを誘った。
現役の時は腹筋が左側にずれてついていたこと、バランストレーニングのほか、斜めで筋トレをしていたなど、馴染みのあるスケート競技でも、ショートトラックならではの特徴を知り、参加者は冒頭から前のめりに。

14歳で全日本総合優勝、オリンピックに3度出場!

14歳で全日本総合優勝、
オリンピックに3度出場!

3歳からスケートを始めた勅使川原さんは、14歳で全日本選手権総合優勝を果たした。
「とにかくスケートのために生きているという感じでした。食べる時もスケートで強くなるために食べる。
学校から帰ってくる時も走って、すべての時間を走っていた感じです。そしてスケート場に早く行って、食べた栄養をすべて使ってしまうって感じでした」。
両親が少し休もうと言ってくれても、自分で勝手にスケート場に行ってしまうほど、スケートの魅力にのめり込んだ。
オリンピックには3度出場。中でも長野オリンピックはとてもよかったという。自国開催なので練習場も使え、英語のストレスもない。さらに日本の応援団が多く「がんばれー」「てっしー」などの声が聞こえるとすごく力になったと、選手としての喜び、自国開催のオリンピックの魅力をいきいきと語った。

疲労回復や鉄分不足も食で解決!

疲労回復や鉄分不足も食で解決!

今回の試食メニューについては「大好きなものがすべて入っている上、アスリートに必要な栄養素が整っているので、これを料理すれば大丈夫!中でも疲労回復によいと思いました」と大満足なコメント。
現役中はパフォーマンスが落ちてきたなと思うと、必ず黒糖を口に入れ回復してから次に挑んでいた。サプリメントもいいが、アスリートはドーピング検査などもあるので食べるものはすべて自然なものから体にいれるよう心がけていた。練習や大会が終わった後は、すぐに炭水化物で疲労回復し、ビタミンB群が多い食材で栄養補給。また鉄分が不足しがちなため、切り干し大根やヒジキなどもよく食べていたほか、栄養価が豊富な海苔もよくパリパリとそのまま食べていたという。特にショートトラックは、少しでも体重が増えると遠心力で外に持っていかれる力が働くため、体重が0.01kg増えるだけで敏感に体で感じる。
そのため、相当シビアに計算しつつ、必要な栄養素をしっかり補う必要があった。

健康生活を送るために…

健康生活を送るために…

現役を引退してからは、健康をキーワードにした資格を22も取得。「初めてのお仕事がウォーキングだったのですが、皆さんの質問が健康に関することばかりで。
だからこそ、正確な情報を伝えたいと猛勉強しました」。また生涯にわたって健康でいるためには幼少期の生活環境がとても大きいと勅使川原さん。
「よい体づくりには、食べるもの、運動がすごく大事です。離乳食の時期から体に優しいもの、旬の食材を美味しく食べるということを伝えたり、親子が触れ合う運動も伝えています」と、ヘルスケアスペシャリストとしての活動への思いを語る。
最後に、日常で栄養バランスをとる簡単な方法として「彩りを考えた食卓にするとバランスが取れると思っています。必要な栄養を考えていると必然的に彩りが鮮やかな食卓になりますので」と、誰でもイメージしやすいアドバイスを。
また「旬なものは体に良いと昔から言われていますので、旬な食材を知ることも大事だと思います。最近食材が高いですが、食べるものを選べば体は元気になるので、他のものを節約して、食べるものはぜひ節約しないでください」と締めくくった。

受付終了

2021.10.11(月)

「継続そして挑戦」

「継続そして挑戦」