まもる
維持供給
TAIKI OOMAWARI
大廻 大起
環境都市工学科卒
2014年入社
兵庫事業部 維持供給チーム 維持供給兵庫グループ
仕事内容
維持供給グループのミッションは大きく二つ、「供給設備管理」と「供給操作」です。この二つを正確に行うことにより、ガスの圧力を適正に管理し、24時間365日ガスを安全、確実にお客さまにお届けしています。
「供給設備管理」業務では圧力を調整するガバナやバルブといわれる中圧以下のガス供給設備について、法令などに基づき定期点検、整備を行います。
ガバナは微小な傷やほこりなどが故障原因になることがあり、万が一故障した際には協力会社さんと一体となって対応に当たります。経験がないとなかなか難しく、若手のころは先輩、上司に常に相談しながら取り組んでいました。難しい業務ではありますが、経験と共に分かることが増えていくことは面白くもあります。
「供給操作」業務は、中圧のガス管の延伸などを行う場合、中圧のままでは工事ができないので低圧まで圧力を落とすといった操作を行います。どこのエリアのバルブを開けるのかなど、供給検討と呼ばれる作業から始まり、実際の操作、検収までを行います。失敗すると広範囲の供給支障、例えばご家庭のガス火が急に大きくなったり、小さくなったりを起こしかねないので責任を感じる業務です。
昨年からは、後輩の育成も行いながらチームスタッフを担っています。施策の立案や、資料作成、数億単位の予算管理など、慣れないことも多いですが、自分自身が現場で働いていたからこそ分かる現場目線での改善を推し進めています。
エピソード
維持供給業務は行政区などではなく、業務内容で担当を分けるのですが、初めてガバナ担当を任され、一人で完遂したことは印象に残っています。従来は二人体制だったものが、私が担当を任されたタイミングで一人体制となり、通常の点検業務に加え、特命事項として南海トラフ地震に備えた対策の一環で水害対策も実施しました。水害対策に関してはチーム内に経験者がおらず、当初は不安も大きかったですが、先輩や上司に相談しながら、机上と現場の両方で試行錯誤を重ねました。中でも、将来的な管理のしやすさにこだわり、設備の老朽化などで改修や部分取替が必要になることを考慮し、メンテナンスが容易にできるような材料の選定、施工方法を第一に考え、設備を複雑にしすぎないことを意識し対策を実施しました。
若手の自分が責任ある仕事を任されたことが嬉しかったですし、完遂した際に上司から「よくやったな、ありがとう。」と言われた時は、最後までやり遂げて良かったと感じました。
やりがい
維持供給業務は計画から予算取り、実施、検収まで自らの手で実施できるので、大きな仕事になればなるほど達成感があります。自ら現場に出向き、汗を流しながら分解・整備できることも面白さの一つです。自らの手で感じた感覚や、対応した経験が次の仕事につながっていることを感じます。圧力管理のプロとして、中圧漏れなどが起きれば、減圧のため現場に急遽出向くこともあります。ガスをお使いになるお客さまと直接関わることは少ないですが、自分の業務の先にお客さまがガスを安全に使える当たり前の生活があることを考えながらいつも業務に取り組んでいます。
これから
現在の維持供給業務では、配属以来、様々な現場を経験し、自信を持って取り組めるようになりました。今は、培った知識や技能やスキルを後輩にしっかりと伝え、自分がしてもらえたようにできる限り仕事を任せながら、一緒に成長していけるよう意識しています。
将来的には、維持供給業務の経験を活かしながら他の業務経験も積んでいくことで、現場でより影響力の大きい仕事にチャレンジしていきたいです。
同じ学校の先輩も多く入社していたこともあり、就職活動の当初から候補の一つでした。企業説明会や先輩社員のお話を聞く中で、使命感ある仕事をしながらも同僚や友人とのイキイキとした時間を過ごしている、仕事もプライベートも充実している先輩社員の存在に憧れ、入社を決意しました。
妻と1歳過ぎになる娘がいます。平日は長い時間一緒にいることができないので、休日は家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。
この時期の子供の成長は凄まじく、日々の娘の姿を妻と見守るのが今の一番の楽しみであり、癒しです。娘に負けないように私自身も父親として、大阪ガスネットワーク社員として、成長していきたいです。